こんなにも恵まれた環境で生きていられるという現在であるということを忘れないでいたい。
いろんな生き物の命をもらって生きていること。目に見えているもの見えていないものとてもたくさんの生命の関わり合いの中で奇跡的に幸せに暮らしている。

毎日たくさんの何かを消費してばかり過ごしている。もし無事に死んだら最後は灰になると思うが、その時は誰かの畑の肥料にでもなれたらいいななんて考えてみた。

farmer & artist : Tomoko Abe
contemporary dancer : Satoko Fukuda 
space : konya2023(502号室)
Shooting date : 2023.3.28

(以下あべさんのInstagramの文中より引用)

松村ビル(旧紺屋2023)での早春祭。
502号室の中で、めぐって繋がっていく生命を想いながら、枯れたナスの枝や、種を播いて育っていく小松菜を用いて表現しました。実際に育った小松菜を皆さんで食べたり、苗を配って育てていただいたり。

美しく、力強くも儚い生命。

その生命を奪って喰っていくことでしか、人間を含め、生きものは生きていけません。

自分が生きていくことは、奪ってきたたくさんの生命が、繋がっていくことでもあります。

そんな想いを共感していただき、お二人が素敵な表現に昇華してくださいました。

目の前で繰り広げられる、産まれては朽ちて繋がっていく、生命の営み。
表現の広がりやこれからの可能性。
人の動きの美しさ、生命の儚さや重みを改めて感じ、涙が溢れた、お二人とのコラボでした。
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